お寺に相談する時

業者に任せておけば何でも代行してくれると考える人もいますが、葬儀業者が唯一口を差し挟めない世界が菩提寺です。菩提寺と葬儀業者との関係は特殊で、業者が喪主に代わって菩提寺に依頼することは稀です。従って戒名代やお布施の額も、喪主が直接菩提寺に連絡して聞き出す他ありません。また仮に葬儀業者が戒名代を知っていても、顧客に明かすことはできません。菩提寺の請求額の全国平均等は教えられますが、個別のお寺の事情を詳らかにすることは出来ないのです。理由は単純で、万一業者の伝えた額と実際の額とに相違があれば、大変な問題に発展するからです。筆者の知人が昔そのような真似を働いた時、菩提寺は烈火のごとく怒っていました。檀家との間に業者が入ることを、お寺は大変嫌います。では喪主が自分でお寺に依頼するとなると、何から始めればよいのでしょうか。どんな依頼事でもそうですが、まずは丁寧に挨拶することから始めます。「父が亡くなったため、そちらに葬儀をお願いしたいと存じます。何卒宜しくお願い致します」と一般的な挨拶で切り出しましょう。そうすれば、菩提寺も慣れていますから、葬儀の手順について簡単に説明してくれます。この時、怖気付いて希望を伝えられずに終えるのは勿体無い話です。常識的な範囲の希望であれば、無理に黙り込まず、正直に伝えてみましょう。

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